川越から北上すると、川島町という所があります。
昨日、その町にある『遠山記念館』に行ってきました。
敷地内には、貴重な秘蔵品を公開している美術館と美しい日本庭園、素晴らしい建築技術を垣間見ることの出来る邸宅があります。
それは、日興證券の創立者である 遠山元一氏により建設された邸宅で、全国各地の銘木を用いて2年7ヶ月を費やし、昭和11年に完成されたそうです。
今回の一番の目的は、『邸宅』。
一見、「華やか」というより「地味」ですが、日本建築の繊細で丁寧な技術があちこちに見られ、思った以上に見所が満載で、年月の流れと共に深めてきた重厚感を感じます。
そんな数々の見所の中で、一番惹かれたのは、
庭の縁先に作られた『水琴窟』(すいきんくつ)。

画像内にある縁先の手水鉢から水を汲み、手前の小石が敷かれた場所に水をかけると、
「ピン、ピョン、、、」という鉄琴音のような、何とも涼しげな音が奏でます。
この仕組みは、水が小石の隙間を流れ、土中に逆さに埋められたツボの中央の穴に集まり、雫となって落ちます。そして、底に溜まった水に触れた時の水滴音が、ツボ内部で反響して地上に響き上がってくる、、、、、というわけです。
夏時期に聞けば、暑さも少し忘れさせてくれそうな、清涼感溢れる音。
こんな不思議な仕掛けがあるとは、、、、
昔の人の粋な遊び心には本当に感心します。
現代の方が断然モノが溢れ返っているのに、昔の人の方が遊び方が上手なようです。
心の豊かさを感じますね〜。

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