とある本を読んでいたら、こんな言葉が目に留まりました。
『人は生まれながらにして、四百四病の病気をもって生まれてくる。』
これは仏教の教えだそうです。
『四百四病』(しひゃくしびょう)
どうしてこのように言われるのか調べてみることに、、、、
この「四百四病」とは、人間がかかる一切の病気。人間のからだは地・水・火・風の四大(しだい)が調和して出来ていて、その調和が破れると四大おのおのに101の病が生じ、合わせて四百四病と数えるんだそうです。
その四大は、
1.風大(ふうだい)が動いておこる風病に101あり
2.地大(ちだい)が増しておこる黄病に101あり
3.火大が盛んとなっておこる熱病に101あり
4.水大が積もっておこる痰病(たんびょう)に101あり
計、四百四病とのこと。
人間は生まれながらにして、この四百四病を抱えて生まれてくる。又は、生まれた時から死に向かう「死のキャリア」だと言われてます。
病気になることは、悪いことだけでなく、今まで見えなかったコトが見えてきます。
健康のありがたさ、周囲の人々の存在の大切さ、同じ状況に置かれている人々の気持ち等々、、、、
そして、「自分」をもっと深く見つめる良いチャンスでもあります。
まず人間は病気になるもの・老いるものだと悟っていれば、「生かされている」ということをより意識し、感謝の気持ちで1日1日を大切に生きようと気付けることでしょう。
病気になっても、老いても、人間の価値は一向に変わりはない、、、、
こういったことを頭の片隅に留めておけば、自分の身に何かが起こった時、上手に向き合い、自分と仲良く付き合っていく為のヒントが見えてきそうですね。
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