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たかが一杯、されど一杯...
カフェに行ってコーヒーをオーダーする時、又は豆を購入する際、様々な認証を受けているものを良く見かけますよね。主なものとしては....

*フェアトレード :小規模コーヒー生産者の生活の向上と経済的自立を促します。
*オーガニック :土壌を保全する為に農薬を全く使わず生産されています。
*シェードグロウン :渡り鳥の越冬生息地であり、彼らの聖域とまで言われる熱帯林を守りながらコーヒーが栽培されています。

日本ではオーガニック(有機栽培)商品をよく見かけるようになり、その認識度が高まってきていると思います。では、フェアトレードに対する認識はどうでしょうか?

フェアトレードとは、1960年代に、経済的、社会的に立場の弱い生産者に対して通常の国際市場価格よりも高めに設定した価格で継続的に農産物等を取引し、発展途上国の自立を促すという人道的側面が強い社会運動としてヨーロッパから始まりましたが、現在では、経済的、社会的、環境的問題のバランスをとる持続可能な発展のための社会的措置であると認識されています。
コーヒーの生産の殆どは経済発展途上国で行われています。環境に優しい農業やよりよい組合の運営などに取り組む生産者に対して、正当な賃金、長期の取引がこのフェアトレードによって保障されています。定期的な収入を得ることによって、生産者は安定した生活を送り、それにより彼ら自身で生活を向上、社会を発展させ、子供達も教育を受ける事ができ、また土や水に無理な負担をかけることなく良質な作物づくりに励むことが出来るのです。

ここバンクーバーでも、健康、環境保護等の重要性を認識し、だいぶ前からこういった認証を受けている商品に敏感な人達が多く、オーガニックストアも大人気です。コーヒー業界においても、今後さらに関心度、支持率が高まっていくことでしょう。私も、安全で美味しいコーヒーを飲む事で、生産者側のサポートが出来る、そして両者共に満足の出来るより良い関係を築いていけるように進んで自分で出来ることからサポートしていきたいと思っています。カフェ、コーヒーの数が溢れかえっている今の時代、何を選ぶべきかは私達消費者のこれらの問題に対する意識の問題ですね。今回の帰国で、カナダと日本間でこれらの認識の差はあるのか....そんな事情も覗いてみたいです。
by sayoko71 | 2006-04-12 02:20 | Diary
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