自宅のある " ガスタウン " は、バンクーバーで最も歴史の古いエリア。
私の住む建物も、100年以上前に建てられたものとか、、、、
メインのウォーターストリートは石畳で、歴史的な建築物を修復したギャラリーやデザイナー達のショップが並んでいます。また、観光客達が必ずカメラにおさめるスティームクロック(蒸気時計)の発祥地でもあります。
特に夏の観光シーズンは大賑わい。そんな観光客をターゲットにするレストランも多いので、ガスタウンに住んでいながらも滅多にこのエリアのレストランに行くことはありません。
が、今日は久しぶりに友達とガスタウンで夕飯を食べる予定です。
さて話は建物の話に戻り、ガスタウンの建築物は、後期ビクトリア朝(1870年代〜)とエドワード朝の商業地区特有の建築様式が混在しているようで、これは19世紀後半に行われた地区開発の名残だそうです。 そんなガスタウンも、2010年冬季オリンピックに向けてのエリア改善に力が入っているようです。
建築様式といえば、ヨーロッパではゴシック・ルネサンス・バロック・アールヌーヴォー・アールデコと様式の変化を遂げてきましたが、最近観たDVDの中の「ウルルン滞在記」で取り上げられていたチェコのお城がとても魅力的で、そんなちょっとした興味からルネサンス建築についての面白い情報に辿り着いたんです。
それは、 『ルネサンス建築が人体比例と音楽調和を " 宇宙の基本原理 " とし、自然哲学の始まった古典古代を理想としていた』 ということ。
つまり、ルネサンス建築の特徴の1つとして、建築家たちが人体の比例と音楽の調和を建築に組み合わせることが美の具現と信じ、耳に心地良いと感じる和音に対応した比例数を設計にも取り入れたそうなんです。
そして、職人の技とのみ考えられていた従来の建築が、数学的に根拠付けられ体系化されることで、幾何学・音楽・天文学と並ぶ学問と認められるようになったそうです。
かいつまんで解釈しただけですが、
昔の人々がこんなロマン溢れる思想家とは、、、、
素敵なお話です。
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