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愉しみ方の質
先日ブックオフで何気なく手にした本にはまっています。

それは、原 研哉著の『デザインのデザイン』。

これは、全く違う本を手にしながらレジに行く途中で目に留まり、手にしていた本と急遽変更して購入したもの。

デザイナーな訳でもないのに選んだ本ですが、直感が当たったのか、これが自分にとって面白い本なんです。何か、自分の人生のスタイルを見出せるヒントが見え隠れしている感じがします。


今日読み進めていくうちに、私の大好物の " 羊羹 " について興味深いことが書いてありました。

それは、日本と西洋の住空間の比較から始まり、陰影の中に展開する日本的デザインについて触れている章で、彼は谷崎 潤一郎の『陰翳礼賛』を参照してこう語っています。

" 羊羹というものは暗闇で食べる菓子であると谷崎は指摘する。日本家屋の薄暗がりの中で食すので羊羹は黒い。陰翳に溶けて形もさだかではないそのかたまりを口に含むと、この上なく甘い。その感覚が羊羹という菓子の本質であるという。" (抜粋文)

なるほど、室内の暗がりが羊羹に甘みの深さを添える、、、、

その観察力の鋭さと感性の豊かさには、つくづく感心させられます。


きっと、自分と取り巻く環境に自分自身を同化させ、 " 無 " に近い状態になることで意識が対象物だけに集中し、五感がより鋭く働いた結果、味覚が甘みをしっかりキャッチ出来るのかな、、、、等と色々な解釈を思い巡らせているところですが、ちょっとした気付きで愉しみ方って深くなるもののようですね。


技術が発達して、増々便利な世の中になりつつあるようですが、昔の人達の方が人間らしい愉しみ方の引き出しを沢山持っていたような気がします、、、、

コーヒーに関しても、もっと五感で愉しめる方法を探ってみたいですね。


そういえば、ちょうど手元に羊羹が1つだけ残ってるんです。
この最後の羊羹の甘みをじっくり愉しもうかと思います、、、、

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by sayoko71 | 2009-01-07 11:49 | Diary | Comments(0)
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